歯並びの種類
叢生(八重歯・乱ぐい歯)
叢生(八重歯・乱ぐい歯)の様子
上下の顎の位置関係は比較的良好ですが、顎の大きさに較べて歯が大きい、あるいは歯の大きさに較べて顎が小さいという特徴が有ります。
小顔の方は顎も小さいため、上下の歯が並びきらず重度の叢生になりやすくなります。歯が適切な位置に並んでいないため、噛み合わせも悪く、歯も傾斜しています。
また、歯が重なって生えているため、歯磨きが困難で虫歯にもなりやすく、高齢になると歯周病にもかかりやすくなります。見た目は勿論の事、放っておくと将来歯を失いやすく、機能的にも多くの問題が生じやすい歯並びです。
叢生の問題点
-
見た目
昔は八重歯がチャームポイントといわれましたが、
今は美しく整った歯並びの方が好印象です。 -
磨きにくい
虫歯・歯周病を誘引します。
放置するといずれ歯を失うことに。 -
その他
うまく噛み合わない
歯茎が下がる
一般歯科治療も困難等
叢生の矯正治療
子どもの矯正
治療前の問題点
見た目、噛み合わせ、歯が磨きづらい
治療内容
生まれつき右下5番目の歯が足りないため、下の歯の正中線は少し右にズラした状態で並べています。
その他の永久歯は抜かずに配列できましたが、やや特殊なケースです。
一般的には上下の永久歯を抜いて配列する事が多くなります。
治療の進め方
子どもの場合は、早い段階で乳歯や永久歯を抜くこともあります。
口元が出ていない場合や、上下の歯列が内側に倒れている場合は、上下歯列の拡大による非抜歯治療も検討します。
治療後の様子
元々無かった右下5番目の歯以外は全ての歯を配列出来ましたが、上下の歯の正中線はズレた状態で終了しています。
見た目の改善だけではなく、歯のメンテナンスが容易になりました。
主訴 | 歯がでこぼこ | 診断名 | 叢生 |
---|---|---|---|
年齢 | 11歳10ヵ月 | 治療に用いた主な装置 | マルチブラケット装置 |
抜歯部位 | 右下5先欠 | 治療期間 | 2年3ヵ月 |
治療費 | 62万円(税別) | リスク | 歯根吸収や歯肉退縮の可能性有り |
大人の矯正
治療前の問題点
見た目、下顎前歯の歯肉退縮、動揺、歯磨きが困難、歯の不適切な傾斜
治療内容
上下左右で1本ずつ、計4本を抜歯して治療を行いました。
治療の進め方
歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正治療により、奥歯の支えを強化し、前歯を効率よく適切に移動します。
治療後の様子
見た目が改善されると共に、歯も磨きやすくなり、メンテナンスが容易になりました。
下の前歯の歯肉退縮も悪化せずに済みました。また、ご本人の話では自分の歯を見るのが好きになったとの事です。
主訴 | 八重歯、歯がガタガタ | 診断名 | 叢生 |
---|---|---|---|
年齢 | 32歳4ヵ月 | 治療に用いた主な装置 | マルチブラケット装置 |
抜歯部位 | 上下顎両側4 | 治療期間 | 1年11ヵ月 |
治療費 | 78万円(税別) | リスク | 歯根吸収や歯肉退縮の可能性有り |
お電話またはフォーム(24時間受付)より
お気軽にお問い合わせください。
※ご予約はお電話にてお願いいたします。
【診察時間】13:00~20:00
【休診日】水曜日・木曜日
診療案内
矯正装置・その他
休診日変則診療日
休診日変則診療日